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NHK放送劇団声優、およびグラフィックデザイナー兼業の後、デザインスタジオ、広告代理店にグラフィックデザイナーとして勤務、 その後、二科展入選をきっかけに,フリーイラストレーターに転向。イラスト取材で訪れた国、15か国

【個展・二人展】
電通ギャラリーにて個展開催。銀座伊東屋ギャラリーにて個展、銀座ポーラーギャラリーにて、神津カンナさんとの二人展開催、 同展を、フジテレビにて放映。プランタン銀座にて神津カンナさんとの二人展開催。銀座伊東屋にてE・Hエリックさんと、イラスト時計展を開催。

【出版物・ラジオ番組出演・雑誌にエッセイ掲載】
神津カンナさんより『詩』をいただき、『トムとカンナのおしゃれでぃゆえっと』が清水書院より出版される(神津カンナさん(詩)・赤峰十夢(イラスト))。 神津善行氏のラジオ番組『神津善行の音楽の世界』のトーク番組に出演。婦人公論社にて、イラストについてのエッセイ掲載される。

【イラストを手掛けた商社カレンダー・出版社出版物・シンボルアイキャッチャー】
カレンダー:
横浜銀行・興亜火災・大洋漁業・王子製紙・ナスステンレス・三井商船客船・日本通運・日本生命・朝日生命・ゼネラル石油 他数社

パンフレット:
旭化成・三井信託銀行・小田急百貨店・東京電力・中国新聞料理教室・JR海外旅行・はとバス海外旅行 他数社

出版物表紙デザインイラスト:
NHK出版物表紙イラスト・東京都庁のポスター、刊行物のデザインイラスト・講談社出版物表紙イラスト・住宅情報出版物表紙イラスト・ 研究社出版物表紙デザインイラスト・音楽の友社出版物表紙デザインイラスト・フランス中学教科書表紙イラスト採用される

作品紹介:
中学美術教科書に、イラスト作品紹介される

アイキャッチャー:
神奈川県庁アイキャッチャー制作

商品化され発売中の商品
日本たばこ塩事業部より『キッチンソルト(家庭用食卓塩)』のパッケージイラスト依頼制作
発売中・日本フォノグラムより『シャンソンDEパリ』(シャンソンCD4枚組)発売される

横浜銀行・旭化成・サンド薬品(スイス)・興亜火災・大洋漁業・ナスステンレス・日本たばこ(塩事業部)・三井信託銀行・三井商船客船・ 小田急百貨店・東京電力・NHK出版・講談社・中国新聞料理番組・音楽の友社・日本フォノグラム株式会社(CD)・研究社出版・日本通運・ 日本生命・朝日生命・王子製紙・JR海外旅行パンフレット・はとバス海外旅行パンフレット・フランスベッドパンフレット・ 中学美術教科書に作品紹介される・フランス中学校教科書表紙にイラスト採用される

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キッチンソルト(日本たばこ塩事業部) シシヤンソン・デ・パリ(日本フォノグラム)
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子供の頃から、童話に親しんだりしているうちに、外国の地名を見たり,聞いたりすると、その地名の響きに魅せられて、夢の中の虹を渡ってでもいい、 いつか外国に行ってみたいと、憧れていた。フローレンス、ベニス、ローマ、マルセーユ、アルゼンチン、イスタンブール、ニース、マドリード、 スェーデン、モロッコ、エジプト、シャンハイ、地名を言いながら、数えるだけでも楽しかった。 大人になったら、どうしても行ってみようと思っていた.私がグラフィックデザイナーから、いきなりイラストレーターになって、外国を訪れるのは、 夢ではなく、取材と言う仕事の一つになってしまった。

訪れた外国は、イラストレーターにとっては、イラストにしたい『宝』の山だった.夢はますます、嵩じてしまい、 地中海ブルーが素敵だと聞かされていた、ギリシャを訪れた。 それこそ、夢に思えていた真っ白な景色が、あふれるほど広がっていた。 ロードス島を訪れた静かな小さな村で、真っ黒な衣服をまとった老婆が、にっこりと寄ってきて、私を初めて見た東洋人だったのだろうか、 手まねで、その老婆といろんな話?をした。心とは,通じるものなのだ。 楽しく笑ったり、息子が3人いたり、孫が10何人もいることなども、手まねで私には通じた。 別れ際に、彼女が太陽をいっぱいあびて実ったような、きれいなオレンジをくれた。いつまでも、ふりかえりながら、老婆は遠ざかって行った。

私は、もらったオレンジを、近くにあった真っ白な階段において、地中海をゆったり眺めながら、一休みしようと思った。 だが、そのオレンジの朱色が、白い階段に映えて、日本では見られないような太陽の輝きに見とれてしまった。 はるか100メートルほど目の前には,あこがれの地中海の『青』が、白い建物に反射して、階段に置いた朱色、海のエメラルドのような青さ、 何よりも美しいと思ったのは、オレンジの影のグレーが、私には子供の頃に夢見たアンデルセンのお城の影のように思えた。

『影』が、それほど優しいとは思ってもみなかった。

日本に戻った私は、そのときのギリシャのイルージョンを、なんとか再現してイラストの世界に、仲間入りさせたいと思うようになった。 白い箱の上にオレンジを置いて、やさしく間接照明をあてながら、やっとロードス島のオレンジの思い出を再現する事が出来た。 『光と影』とは、面白いものだと教えてくれたのは、優しい、ロードス島の老婆のお陰だと懐かしんでいる。

白をべーすにしたイラストは、まさにぎギリシャ旅行から始まったのかもしれない。

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構想を練ってあったニュアンスを、制作したい画面の大きさと同じトレーシングペーパーに、鉛筆で定着させ、 制作画面となるスチレンボードとの間にカーボンペーパーをはさみ、スチレンボードにトレーシングペーパーに描いてあるラフイラストを、 鉛筆で軽くなぞって、大きいスペースの空だとか、海などの場所 を決める。
次に空の色を淡い空色にするか、紺碧の空にするかなどを決定したら、ポスターカラーを、その色に準じて絵の具皿で溶く。 ムラのないよう、広い刷毛で一気 に塗ってしまう。 空の下の地平線迄の海は、別のマーメイドという洋紙に、薄い青、紺色、少しグリーンなどを水滴がたれる程度に溶いて、 紙の上に太めの筆で色を置くように、部分的に置いていく。 まだ、なま乾きの間に、別の刷毛で夫々の色が、にじみながら混色して行くように、馴染ませる。 自然に乾く頃には、面白い青の混食状態に仕上がる。

これで下地ができあがり、この上に白い建物あり、植物がこんもりと茂り、丘の上に色鮮やかなドアーを持った民家などを作って行く。

最初にラフスケッチしたイラストの、一つ一つを今度はマーメイド紙に、同じようにカーボンペーパーで下書をして、 例えば、赤い屋根のある塔を描きたいと思ったら、まず屋根の部分に、色を付け窓を描き、それに黒のマジックペン(細目の)で、 輪郭をつけ、その塔の部分だけをおおまかにはさみで切り抜き、塔 の輪郭に沿って、ナイフで切ったり、あるいは手でちぎって、 暖かみのある紙の破れた部分を残したら、その次は、またナイフで鋭く切っていく。
この連続作 業が続く。 それは画面にシャープな部分と、人間の手による「ちぎり」の暖かさとを取り混ぜて、変化に富んだ画面にしていくための、根気のいる作業でもある。
あらかじめ、トレーシングに描いた下絵の、一軒一軒の家等に、番号を付けておくと、制作しながら混乱しないですむ。 上記のように、一軒づつ建物などを制作したら、最初は遠方に置く建物の下に、重くならないための1ミリほどのバルサなどをカットして、 その建物のイラストの下にセメダインで定着させ、最初 の立体感をかもしだす。 次に描いた別の建物などを、今度は2ミリほどのバルサをセメダインで定着させ、それにイラストを貼っていく。 その次は3ミリほどの厚さにしたイラストを、重ねて貼り付けていく。 どんどん、厚みを増した建物や、森、風車、商店などが密集しながら、立体的に構成されていく。
変化を付けるために、窓、ドアーの位置は、最適なアクセントとなる。 時には、ドアー自体、開け閉め出来るドアーにして、さらにその奥の部屋等がドアーの背後に見えたり、このドアーの中から、 どんな人が出来てきて、どういう場面に発展するのだろう・・・と、イラストを見る人を、夢の世界に引き込んでいく。 エメラルド色の渚の近くの窓からは、トレーシングペーパーで作った、絹のような反透明のカーテンが、そよ風に揺れながら、海の風を演出してくれる。

また、おしゃれなパリー辺りのカフェーに置かれたトレーシングペーパーで作ったパラソルの下には、 マジカルな光を放つ不思議なシチュエーションを設定したりする。

全体が出来上がった時点で、イラスト全体の厚みは、厚い時には10センチにもなることがある。 そのイラストを腕利きのカメラマンの力添えで、間接照明によって、より一層立体感が、柔らかい光の中で、生き物のように、影を膨らませていく。 作者としては、最高に幸せな瞬間であり、カメラマンにとてもとても、感謝の気持を捧げたい一時でもある。

静か過ぎる空には、時に「カモメ」を飛ばせて、ダイナミックに、時にはほのぼのとした動きをかもしだす。 白い猫がいたり、まんまるな目をした「リス」がお目見えしたり、動物たちも結構いい演技者になってくれる。

夢が先ずあって、見ているうちに安らぎだとか、希望を感じられる画面に仕上げるための、普段からの頭の中の引き出し (メモ帳に、外国で見た美しい景色、ほのかな香りを漂わせる花々、可愛い仕草をしている動物など、描きとめるようにしている)は、 デジカメとあいまって、私の助っ人にもなっている。

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